「星見をしたあの場所にロードで行ってみよう!」顔振峠編

 突然ですが、「夜空之欠片」というブログのタイトルは、もともと自分で撮影した天体写真を公開したいという思いで開設したHPに由来します。
 そう、この雑多なネタのブログのルーツは、天文サイトだったのです。

 最近では、星見に行くこともめっきり少なくなってしまいましたが、中学・高校の部活や大学のサークルでは結構色々なところに出かけて撮影をしたものです。

 大学4年の時にロードバイクを購入した時には、機材を背負って撮影に行くのも良いかなぁ…なんて思ったものですが、一眼レフ+交換レンズ数本+三脚という重量級の装備ではまともにロードに乗れず、それ以来、ロードバイクに乗ることと星見とは接点がないままでした。

 ところが昨年くらいから、「これまで星見に行ったところにロードで出かけてみたら面白いかな」という事を思いついたのです。


 ということで、「星見をしたあの場所にロードで行ってみよう!」シリーズ第一弾、顔振峠編です。

 顔振峠に星見に行ったのは中学1年と中学2年の1月初旬、部活の観測会での事でした。
 首都圏の光害のために、撮影した写真が軒並み白っぽくなったり、冬の屋外でカップラーメンを食べようとすると、3分待つ間にお湯が冷める事を身をもって実感したりしたことが印象に残っています。現地へのアクセスは西武池袋線の吾野駅から徒歩で登ったはず。今回はそのルートにヒルクライム初心者が無謀にも挑もうというものです。

M45プレアデス星団
1997/01/04 Canon EOS55 + EF75-300mmF4-5.6IS USM コニカクロームR-1000RX
f=300mm , F5.6 , タカハシEM-10赤道儀ガイド5分




 妻から「1日走りにお出かけして良いよ」と嬉しい言葉をもらった3連休の中日、買ったばかりの輪行袋に自転車を入れて、最寄り駅から川越線の高麗川駅まで輪行です。高麗川駅までなら、自走でも家から1時間足らずで着けますが、まともにロードに乗るのは昨年末以来なので、体力温存のためにも輪行を選択しました。



 高麗川駅からは県道15号線と国道299号線を走り、吾野駅近くの顔振峠の麓を目指します。予想していた通りではありますが、国道は交通量が多く結構危険に感じる箇所もあるので、無理せず歩道をノンビリ通行する事もしばしば。東吾野駅に差し掛かるあたりで秩父へ向かう西武線に追い越されたので、電車を乗り継いで吾野駅まで輪行したほうが良かったかもしれません。

 そうこうするうちに、国道299号線から顔振峠へと向かう、吾野トンネル(西)の交差点へ到着。いよいよ林道風影線を上る、本格的なヒルクライムへ突入!

 さて、普段は荒川や入間川のサイクリングロードばかり走っている私。このところまともに坂を走ったのは、昨年末に行った物見山くらいです。しかも2014年末にノーマルクランク(53/39T)へ変更している平地しか走らない人がどうなったかというと…

 心拍数が急上昇!&足が回らない!\(^o^)/



 根本的に坂を登ることに慣れていない私にとっては、斜度8%までが普通に進める限度。10%位になると相当シンドく、13%を超えると、全く進める気がしません…
斜度のキツイ所は恥も外聞もなくロードを押して進み、傾斜がやや緩やかになると再び跨がり…かつて中学・高校の部活には「顔振峠でキャンプ用のコンロをイタズラして山火事起こしかけた先輩が居た」という逸話があったのですが、今や自分の足が大炎上です。



 奥武蔵グリーンラインとの合流点へさしかかる頃には、斜度も緩やかになってきてようやくまともに進めるようになりました。
そこから程なく、どうにかこうにか顔振峠の頂上へ到着。



 以前星見に来た時には、山側の顔振茶屋さんにお世話になりましたが、今回は谷側の平九郎茶屋さんで休憩です。
山菜そばを注文して待つ間のお茶とお茶うけの白菜漬けが、汗をかいた体に染みてウマイ!
ちなみに、峠からの景色は…空気が霞んでいたのでチョット残念(^^;



 顔振峠を後にして、奥武蔵グリーンラインを少し進むと、林道八徳入線への分岐点があります。今回はここから吾野駅へ下ることに。ウィンドブレーカーとインナー手袋を装着し、先程までの上り勾配を上回る下りの急勾配に突入です。


 途中、八徳の集落で、見事な桜の大木を目にしました。満開の時にはさぞかし素晴らしい眺めになると思うのですが…見たかったらまた顔振峠を登らなきゃなりませんね(汗




 国道299号線までダウンヒルを楽しんだら、名栗方面へと向かいます。
林道吾野飛村線→平坂飛村線→倉掛峠と進んで、県道70号線の原市場へと抜けたのですが…住宅街かと思ったらいきなり20%超えの激坂登場なんていう、トンデモナイ道。思わず、「この道作ったヤツ誰だよ…」なんて呟きながら自転車を押して歩きます


 実は、このライドの約1週間前、雨の日にコンビニの濡れた床でズッコけて、腰~尻を強打していたのです。走り始めてしばらくはなんともなかったのですが、このあたりになると登り坂で力を込めた時に腰の奥に違和感が…山の中で身動き取れなくなるわけにはいかないので、無理!と思った坂は自転車を押し、森林浴を楽しみながら歩いて進みます。

 下りに入ってからはスピード出し過ぎないように注意しつつも楽しいダウンヒル♪途中で「子の権現→」という看板が見えましたが、もちろん全力でスルーwww


 名栗に到着して向かったのはカフェキキさん。いろいろな方のブログで紹介されているカフェで、ぜひ行ってみたい!と思っていたお店です。


 サイクルラックがあって、スポーツドリンクと補給食の羊羹がサービスと言う、サイクリストにとってスバらしいお店。入店したときには私以外に自転車のお客さんはいませんでしたので、マスターとゆっくりお話できました(^^


 マスター「どちらからいらしたんですか?」

 私「大宮のほうです。アキアさんご存知ですか?」

 マスター「えぇ、よく見えられますね(^^」

 私「実は、家がご近所なんですよwww」

 マスター「それは奇遇ですね!アキアさんは、走れるのに貧脚だっておっしゃってるんですよね。この前も走れる方同士で詐欺師の名乗り合いをしていて…

 私「www」


 一緒に走ったことないのに、アキアさんが走れるのを隠している詐欺師だという情報をゲットです(・∀・)


 カフェキキさんではこの後、カレーとコーヒーのセットをいただきました。スパイシーなカレーと、マイルドなブレンドコーヒーはとても美味しかったです♪


 マスター「この後はどちらに行かれるんですか?」

 私「あ、今日はこのまま東飯能駅行って、輪行で帰りますヾ(;´▽`A``」


 ということで、もう少し走りたい…と思う反面、この日はこれ以上坂を上るのは腰の違和感が増しそうなので、東飯能駅まで走って、そこから輪行で帰ることに。今度は名栗方面中心で、少しは坂を上れるようにすべく修行(?)したいですね。


 さて、「星見をしたあの場所にロードで行ってみよう!」シリーズ第一弾と書きましたが、この先行ってみたい場所(順不同)は…

星が好きになったきっかけ
 東京都奥多摩 … 檜原街道

中学・高校の時に星見に行った場所
 長野県入笠山 … 富士見駅~沢入登山口~入笠山
 長野県車坂峠 … 高峰チェリーパークライン
 静岡県南伊豆 … マーガレットライン

大学の時に星見に行った場所
 山梨県天女山 … 八ヶ岳高原ライン
 富士山五合目 … 富士スバルライン


ヒルクライムする所しかない!\(^o^)/
い、行ってみたいとは言ったけれど、行くなんて一言も言ってないんだからねっ!!!

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